和歌山県気候変動適応センター

更新日付:2025年03月25日

和歌山県気候変動適応センターの設置

近年、農作物の品質低下や熱中症リスクの増加などの問題が、全国各地で起こっています。和歌山県においても、ミカンの皮のつき方や不完全な梅の花の発生などの特産に影響が出てきていることが分かっています。
それらの原因の一つとされているのが、地球温暖化による気候変動の影響です。
温室効果ガスの排出削減や吸収源の確保といった「緩和策」を最大限に進めたとしても、気候変動の影響を完全に防ぐことは難しく、今後も温暖化が進行すると予測されています。
私たちはその影響を最小限に抑え、快適な生活を維持するために、そういった環境に適切に対応していく必要があります。

和歌山県では、第5次環境基本計画において位置づけている再生可能エネルギーの導入や省エネルギーの推進といった「緩和策」に加え、気候変動の影響に適応するための「適応策」にも積極的に取り組んでいます。

2024年3月1日には、地域における気候変動の影響や適応策に関する情報を収集・整理・提供する拠点として、「和歌山県気候変動適応センター」が和歌山県脱炭素政策課内に設置されました。
同センターでは、各分野における適応策の推進を目的に、庁内や関係機関と連携しながら、気候変動の影響や適応策に関する情報を収集し、県民や事業者に分かりやすく発信しています。

和歌山県気候変動適応センターの業務について

  • 気候変動による影響や気候変動への適応に関する情報の収集・整理
  • 県内における気候変動適応事例の収集
  • 県内の関係部局や他の研究機関との連携体制の強化・情報共有
  • 県民や県内事業者に対する気候変動による影響、気候変動への適応に関する情報の提供
  • 地域適応計画策定や適応推進のための技術的支援
  • 上記以外に、和歌山県における気候変動への適応を推進するために必要な業務

和歌山県気候変動適応センターの活動予定について

  • 県庁内各関連部署との連携(会議などで情報の共有)
  • 県民への啓発

気候変動適応関連のホームページの整理や作成、県広報誌「県民の友」へ関連情報の掲載、地球温暖化防止活動推進員への情報提供など